komorebikoboshiのブログ

プログラミング記事(趣味レベル)が多め。

Meryにぜひ登録したい外部ツール

おもいっきり釣りっぽいタイトルつけてドキドキしてますが。
Meryといったらこのブログ一押しのテキストエディタ
Haijin Boys Online
で、Meryには外部ツールという機能があって、今編集しているファイルを別のソフトに渡せます。例えばHTMLファイルを編集していて、それをワンクリックでブラウザに表示したりとか(Meryは登録したツールが自動で外部ツールバーに登録されます)。
そんな便利な外部ツールでも特に私がお勧めするのがポチエスです。
サクラ
「なーんだ」「うん、知ってた」って声が聞こえますが説明を続けます。上記のサイトにはポチエスとして様々なソフトが公開されていますが、今回はその中でも『esExt5』を主に紹介します。
esExt5はファイルなどを渡すとメニューを出していろいろしてくれるソフトです(どんな説明だ)。例えばHTMLファイルを編集しているときに使うと、Internet ExplorerやFirrefoxで開くといったことをメニューで選択できます。
(TODO:画像入れる)
また、Rubyのファイルに対して使うと今度はさっきと違ってruby.exeで実行させるようなメニューを出すことができます。
(TODO:画像入れる)
また、すべてのファイルに対して、ファイルのある場所をエクスプローラーで開いたり、そこを作業フォルダにしてコマンドプロンプトを開くといったメニューを出すこともできます。
さて、esExt5のインストールですがまあMeryをインストールしているような人には説明は不要でしょう。OSがVISTA以降の場合はProgram Files(Program Files (x86))以下にインストールするのはやめた方がいいかも。
では早速登録してみましょう。ちなみに以降は"C:\Tools(x86)\esExt5"にインストールしたとして話を進めます。
Meryのメニューバーより、「ツール(T)→外部ツール(E)→外部ツールの設定(C)...」と辿っていきます。小さいウィンドウが出るので「新規作成(N)」ボタンをクリック。またなんか出てきますので入力していきます。
タイトルはお好みで。コマンドはesExt5.exeのフルパスを。今の例では

C:\Tools(x86)\esExt5\esExt5.exe

となります。ちなみにパスに空白が含まれていても「"」でくくる必要はないみたいです。それから次の引数ですが、

"$(Path)"

と入力します。テキストボックスの隣の「>」ボタンを押すとづらづらっと出てきてくれますのでそこから選ぶと楽ですが、こちらは「"」でくくってください。
作業フォルダは空白で。これはesExt5のほうで決めます。アイコンはまあ適当に決めてください。空白でも構いません。
最後、「ファイルを保存する」のチェックボックスにチェックを入れておきます。入力が完了したら「OK」を押します。
(TODO:画像)
これで外部ツールの登録は終了です。外部ツールバーに新しいアイコンが表示されるはずです。ちなみに外部ツールバーはメニューの「表示(V)→ツール バー(T)→外部ツール バー(E)」にチェックを入れると表示されます。ウィンドウの大きさによってはバーが途中で省略されていたりするので、その時はバーの左端をドラッグして適当な位置に持っていきます。
まあこれだけでもいいのですが、ついでにショートカットキーも登録しておくと便利です。「ツール(T)→オプション(O)」でダイアログを出して「キーボード」タブからショートカットキーを登録できます。まず「カテゴリ」をツールにして、すると下の方に今さっき登録した名前があるのでそれを選択して「新しいキー」のテキストボックスにフォーカスを合わせます(テキストボックスをクリックする。Alt + Nを押しても可)。
(TODO:画像)
その状態で何かキーを押すとそのキーが入力されます。私のお勧めはF5キー。標準では何も割り当てられていません。割り当てるキーが決まったら「割り当て」ボタンを押します。あとはダイアログをOK押して閉じましょう。
では早速使ってみましょう。適当なテキストファイルを開いてF5。何も起きません。あるいは別のテキストエディタが起動したかもしれません。HTMLファイルで試してみましょう。ブラウザが起動しました(と思う)。はい、esExt5は何も設定しないとただ関連付けに従ってファイルを開くだけのソフトです。ので、次にesExt5の方の設定をしていくのですが、ちょっと長くなったので別のエントリーにします。

Meryにぜひ登録したい外部ツール・ツール設定編

前のエントリーの続きです。(TODO:リンクを張る)
前回Meryにポチエス(esExt5)を登録するところまで行ったのですが、それだけでは不十分なので次はesExt5側の設定をします。
で、設定なんですが、基本的に設定ファイルに直接書き込むことで行います。全部を説明すると大変(というか全部は知らない)ので必要そうなところだけに絞って説明します。
まず、esExt5をインストールしたフォルダに「_esExt5.ini」というファイルがあると思うので、それを同じフォルダに複製して名前を変更します。テキストエディタで_esExt5.iniを開いて名前を付けて保存でいいと思います。ここでは「esExt5Mery.ini」にしたとします。esExt5はコマンドライン引数によって複数のINIファイルを使い分けることができます。
ついでにMeryの方の設定も変更しましょう。「外部ツールの設定(C)...」からさっき登録した名前を選んで「プロパティ」ボタンで設定の変更ができます。それで引数のところを

/#s=esExt5Mery.ini "$(Path)"

に変更します(esExt5Mery.iniの部分は適当にさっきつけたINIファイルの名前に変えてください)。
では実際にINIファイルをいじっていきます。
INIファイルの設定の仕方はesExt5.txtに載っているのでそこを参考にしてもらうとして、ここでは私がデフォルトから変更した部分について書いていきます。
・@menuを@menu=activeに。
・@lenのコメントアウトを外して@len=-1に(渡したファイル名が
を表示しない)
[system]ブロックはこのくらいでいいでしょう。@markあたりをどうするかはお好みで。
そして本体となる拡張子別の設定ですが、例えばhtml、htmファイルでInternet ExplorerFireFoxをメニューに出したいなら、

[.html][.htm]
C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe
C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox\firefox.exe
%end

と書きます。実行ファイルのパスは適当に自分の環境に合わしてください。メニューの表示を変えたい時は

C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe | Internet Explorer

と「 | 」で区切って書きます。
引数をつけたい時は

[.rb]
cmd | Rubyで実行
    >/k C:\Ruby\bin\ruby.exe %N %Z"%D"
%end

とします。順番に説明すると、「cmd」が実行ファイル名で(環境変数PATHなどは有効です)そのすぐ後に表示名を書きます。改行して、「>」のあとに引数を書きます。インデントはなくてもかまいません。まずコマンドプロンプトを閉じないための/kオプション、それからruby.exeのパスで、そのあとの%Nが渡されたファイル名になります。最後に「%Z"%D"」が残っていますが、これをつけるとカレントフォルダをそのファイルがあるフォルダに変更します。
[.*]や[folder]などはまあ今回の場合は設定しなくてもいいと思います。

[all]
++++
cmd | コマンドプロンプト
    >%Z"%D"
explorer | フォルダを開く
    >"%D"
++++
@system
%end

最後に[all]セクションの説明を。ここに書かれているものはすべての拡張子で表示されます。
まず「++++」ですが、セパレーターが入ります。その次の2つの説明はさっきとおんなじですので省きます。で、「@system」と書かれていますが、これは普通に関連付け通りに開くメニューです。
だいたい以上で説明は終わりです。私が使っていない機能に関しては全力で書きもらしていますので同梱のesExt5.txtを参考にしてください。
以上で駆け足でしたがMeryへの外部ツール登録とesExt5の設定方法の説明を終わります。上記サイトのソフトにはesExt5以外にも面白いものがいっぱいあって、例えばesFlr5を使えばちょっと隣のファイルを開きたいとかいうときに楽だったりします。こういう外部ツールやマクロによる柔軟性もMeryの魅力のひとつかなあ。
(TODO:@を半角にする)