komorebikoboshiのブログ

プログラミング記事(趣味レベル)が多め。

Meryにぜひ登録したい外部ツール・ツール設定編

前のエントリーの続きです。(TODO:リンクを張る)
前回Meryにポチエス(esExt5)を登録するところまで行ったのですが、それだけでは不十分なので次はesExt5側の設定をします。
で、設定なんですが、基本的に設定ファイルに直接書き込むことで行います。全部を説明すると大変(というか全部は知らない)ので必要そうなところだけに絞って説明します。
まず、esExt5をインストールしたフォルダに「_esExt5.ini」というファイルがあると思うので、それを同じフォルダに複製して名前を変更します。テキストエディタで_esExt5.iniを開いて名前を付けて保存でいいと思います。ここでは「esExt5Mery.ini」にしたとします。esExt5はコマンドライン引数によって複数のINIファイルを使い分けることができます。
ついでにMeryの方の設定も変更しましょう。「外部ツールの設定(C)...」からさっき登録した名前を選んで「プロパティ」ボタンで設定の変更ができます。それで引数のところを

/#s=esExt5Mery.ini "$(Path)"

に変更します(esExt5Mery.iniの部分は適当にさっきつけたINIファイルの名前に変えてください)。
では実際にINIファイルをいじっていきます。
INIファイルの設定の仕方はesExt5.txtに載っているのでそこを参考にしてもらうとして、ここでは私がデフォルトから変更した部分について書いていきます。
・@menuを@menu=activeに。
・@lenのコメントアウトを外して@len=-1に(渡したファイル名が
を表示しない)
[system]ブロックはこのくらいでいいでしょう。@markあたりをどうするかはお好みで。
そして本体となる拡張子別の設定ですが、例えばhtml、htmファイルでInternet ExplorerFireFoxをメニューに出したいなら、

[.html][.htm]
C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe
C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox\firefox.exe
%end

と書きます。実行ファイルのパスは適当に自分の環境に合わしてください。メニューの表示を変えたい時は

C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe | Internet Explorer

と「 | 」で区切って書きます。
引数をつけたい時は

[.rb]
cmd | Rubyで実行
    >/k C:\Ruby\bin\ruby.exe %N %Z"%D"
%end

とします。順番に説明すると、「cmd」が実行ファイル名で(環境変数PATHなどは有効です)そのすぐ後に表示名を書きます。改行して、「>」のあとに引数を書きます。インデントはなくてもかまいません。まずコマンドプロンプトを閉じないための/kオプション、それからruby.exeのパスで、そのあとの%Nが渡されたファイル名になります。最後に「%Z"%D"」が残っていますが、これをつけるとカレントフォルダをそのファイルがあるフォルダに変更します。
[.*]や[folder]などはまあ今回の場合は設定しなくてもいいと思います。

[all]
++++
cmd | コマンドプロンプト
    >%Z"%D"
explorer | フォルダを開く
    >"%D"
++++
@system
%end

最後に[all]セクションの説明を。ここに書かれているものはすべての拡張子で表示されます。
まず「++++」ですが、セパレーターが入ります。その次の2つの説明はさっきとおんなじですので省きます。で、「@system」と書かれていますが、これは普通に関連付け通りに開くメニューです。
だいたい以上で説明は終わりです。私が使っていない機能に関しては全力で書きもらしていますので同梱のesExt5.txtを参考にしてください。
以上で駆け足でしたがMeryへの外部ツール登録とesExt5の設定方法の説明を終わります。上記サイトのソフトにはesExt5以外にも面白いものがいっぱいあって、例えばesFlr5を使えばちょっと隣のファイルを開きたいとかいうときに楽だったりします。こういう外部ツールやマクロによる柔軟性もMeryの魅力のひとつかなあ。
(TODO:@を半角にする)