サガフロンティア2の思い出
この項目はサガフロンティア2のネタバレを含みます。
まず最初に攻略本を読んで、それからゲーム自体に興味を持った。いや、なんか持ってもいないゲームの攻略本とか読むの割と好きなんで。まあそれを差し引いてもこのゲームの攻略本(アルティマニアだったか)は面白い。特にシナリオ解説は充実しておりギュスターヴ編とウィル編を合わせて年代順に追うことで、術至上主義から術に頼らない鋼鉄兵の出現(それは抑圧されていた術不能者の反攻でもあった)、そして両者の共存までの歴史を丁寧に書いている(問題はゲーム中でそれがほとんど省略されていることだが)。
とくにウィル編のサウスマウンドトップの戦いの項は気に入っている。
グスタフはここで、フィニー王国の象徴たるクヴェル・ファイアブランドと、鋼鉄帝国の象徴たるギュスターヴの剣、相反するふたつの剣を同時に継承したことになる。(中略)「ギュスターヴ」を苦しめた、術が使える者と使えない者の対立の歴史が、もうひとりの「ギュスターヴ」の手のなかでいま、終わりを告げたのである。
これを読んでゲームの購入を決めた。
で、ゲームのほうであるが、正直攻略本見なかったらクリアできなかったと思う。多分単純にキャラを強化すれば倒せるようなもんでもなかったと思う。それでも大きな歴史の流れを自分の手で辿るのは楽しかった。音楽や演出などは実際にやってみないと分からないものだし。
ただまあさっきも言ったように語られていない部分が多い。ケルヴィンとマリーが再婚していたとか分かるかい!ので、絵や音楽やシステムは変えずにシナリオを補強したものが出ないかなー、なんて。
サガフロンティア2 バトル曲メドレー ‐ ニコニコ動画:Q